DIYやってきました!
どの程度参考になるかは分かりませんが、時系列的に作業を書いていきます。
事前準備
防水工法はいくつかありますが、ウレタン塗膜防水工法を選びました。
均一に塗るのが難しいというデメリットはありますが、
安価かつどんな現場でも対応しやすいというメリットがあるからです。
実際に購入した塗料は素人向けの1液性のウレタン塗膜防水塗料一式です。
プロは2液性というものを使うようですが、上手く混ぜられないとか・攪拌用機材の購入が必要等
素人にはデメリットが大きいと判断し1液性を選びました。
ちなみに、ウレタン塗膜防水は基本的に以下のような3種類の溶液で構成されています。
①プライマー 下地とウレタン塗膜防水の接着を良くする糊の役割を果たす
あ ※下地によって購入すべきものが変わるので要注意!
②ウレタン塗膜防水 防水塗料
③トップコート ウレタン塗膜防水を紫外線等から保護する塗料
ちなみに、ちりつもダンクが購入したものはMIZUHAというシリーズのもので、
次の塗料を塗るまでの必要乾燥時間が短い塗料です。
その他に、塗料を塗るためのローラー・刷毛、ローラーに付ける伸縮棒、塗料を小分けにする入れ物、ゴム手袋を購入しました。
その他、下地処理の清掃用として、ゴミ袋、デッキブラシ、ちりとりも購入しました。
初日(現場確認)
移動日だったため、現地には夕方入り。
早速屋上に登り、まずは現場確認!
。。。
え?
しばらく清掃していなかったため、排水溝が詰まっていて屋上の約90%が軽く池になっていました(笑)
それでも水漏れは発生していない。
ここから分かることは現状の屋上防水(塩ビシート)は問題ないということ(^-^;
あとは、屋上には梯子でしか登れない構造で、しかも万が一転落すると5m近く落下するという
恐ろしい現場だったため、護身用のハーネスや荷上げ用のロープ等を購入。
このあたりは所有しているマンションの個別要因なので一般論ではありません。
やっぱり現場を見て、作業の流れを想像しないと分からないことが多いと改めて実感しました。
2日目(下地処理・清掃)
下地処理ということで、ひらすら屋上の清掃
デッキブラシでゴシゴシ、ゴシゴシ、ゴシゴシ、、、
延々と表面を擦り続けました。
例によって、屋上はほとんど池状態になっていましたが、
排水溝の詰まりを取り除くと水が一気に抜けました!
その後、塩ビシートの敷設状態の確認をしたところ、幸いめくれなどはなかったので、
シート補修作業が特段発生しなかったのはラッキーでした!
もし、切れていたり・ひび割れが発生していた場合、コーキング等を行う必要がありました。
なお、もっと状況が悪ければ塩ビシート自体を全部はがしてから防水工事を行います。。。
ちなみに、屋上に上がるのが困難等の理由により洗浄機などを持ち込めない屋上の場合、
池状態になってくれている方が、デッキブラシによる汚れ落としがやりやすい・洗浄が楽
という逆説的メリットがあることに気が付きました(笑)
3日目
プライマー及びウレタン塗膜防水(1回目)塗布
プライマーは糊みたいなもの役割ということで乾くとめちゃくちゃベトベトになります( ;∀;)
プライマーを塗る作業自体は簡単で1.5時間程度で塗れたので、
ウレタン塗膜防水も2~3時間で塗れるだろうと思いきや
4時間もかかってしまい、最後は日が暮れてしまいました。。。
日が暮れてしまうと表面の凹凸・塗りムラが分からなくなるので、施工上よろしくない。。。
タイムマネジメントに失敗してしまいました( ;∀;)
4日目
ウレタン塗膜防水(2回目)、トップコート塗布
翌日、屋上に上がって前日のウレタン塗膜防水(1回目)の仕上がり確認。。。
案の定、塗りムラが発生しており、補修作業からスタート。
2回目のウレタン塗膜防水作業は最終的な防水能力を決めてしまうので、
1回目より念入りに塗り込みました。
トップコートは紫外線劣化防止等の効果のある仕上げ塗料ということで、
全体にしっかり塗り込んで約2時間くらいで完了です。
しかし、平滑に塗料を塗るのはかなり難しいです。
塗料を少なくすると、かすれてしまうし、多すぎると塗料がだぶついてしまう。
適度な量を取り、均一な力で塗りこみ続けるのはすぐできることではないことはよく分かりました…
1回目の補修作業も含めて約5時間くらいでウレタン塗膜防水(2回目)
感想
ウレタン塗膜防水工法であれば、完成度はともかくDIYできることが分かりました。
付属する説明書を読む、ネットで調べる、YouTubeで手本を見るなどをすれば、
基本的なことは分かります。あとは、経験による技術部分だからどうしようもないですので(^-^;
敷設面積にもよりますが、乾燥時間を考慮すると、最短2日、長く見積もっても4日あれば
防水工事は完了すると思います。
屋上防水とかはなかなか勇気がいるところな気もするので、
本当は自宅のベランダとかからトライしてみるのが無難な気はします(笑)
あと、屋上防水のDIYの費用対効果は高いと思いました。
特に、自分の経験と時給換算をしたら僕にとっては圧倒的プラスでした。
ちなみに、コスト面では、今回、材料費に加えて出張費用とか諸々含めても約40万かかりましたが、
外注で見積りを取ったら150万円(相見積もりは取っていないので当然割高ですがw)でした。
約100万円の節約、これだけでもかなり大きいです(^^♪
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