【経済的自由】経済的自由(セミリタイア)の数値目標設定の考え方

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数値目標!

先日、ちりつもダンクは現時点ではセミリタイアを目指しているが、

あえて経済的自由を目標として行動している理由について記事を書きました。

【経済的自由】セミリタイアではなく経済的自由を目標としている理由

ちりつもダンクは、

経済的自由とはお金を稼ぐために時間を費やす必要がなくなった状態

と定義していますが、

では具体的にどういったことを目標にすればいいのか?

という点についてはこの定義だけでははっきりしません。

そこで、この定義を数値目標に落とし込む過程を説明し、

各々で数値目標が概算できるようにしたいと考えています。

 

経済的自由(セミリタイア)の数値目標設定の考え方

冒頭で経済的自由をお金を稼ぐために時間を費やす必要がなくなった状態と

定義しましたが、少し分かりにくいような気がするので、

もう少しかみ砕いて考えると、

お金を稼ぐために時間を費やす必要がなくなった状態とは、

以下のような状態であると言えると考えています。

既存の収入(労働所得)以外の収入基盤(≒不労所得)>生活費

仮に現状がサラリーマンだとすると、

会社を辞めても生活を維持できるだけの収入基盤が他にあるということを指します。

 

経済的自由という目標を数値目標に落とし込むためには、

先ほどの枠内の状況を数値化すれば良いことになります。

シンプルな式なので分かりやすいですね(^^)

 

SNSやブログで資産運用をしている方はよく目標資産額を書いていると思いますが、

特に経済的自由あるいはセミリタイアを目指していると書いている方々は

その目標資産額はこの式から逆算して算出していると考えていただいてよいと思います。

 

ここの章は数値目標の考え方を伝える章でしたので、

数値目標を決める手順については、次の章に譲りたいと思います。

 

経済的自由の数値目標設定の手順

その1:生活費の把握

前章で、

既存の収入(労働所得)以外の収入基盤(≒不労所得)>生活費

の状態を実現することが経済的自由の数値目標の根底にあるとお伝えしました。

経済的自由の数値目標の設定のための第1ステップは、上記式の右辺である

生活費の把握です。

 

お気づきのとおり、右辺の生活費は人や家庭によって変わるので、

経済的自由の数値目標は十人十色ということになります。

家庭のお金の流れを把握していない人・家庭が

経済的自由の実現に必要な収入基盤の規模を把握することは不可能です。

家庭のお金の流れの把握に必要なものはただ1つ「家計簿」です。

家計簿をつけている人は生活費が月々いくらかかっているか家計簿を見ればすぐに分かりますので、

「月々の生活費×12=年間の生活費」とすれば良いですので超簡単です。

 

つけていない人はどうすれば良いかというと、

仕方がないので、現在の給料の手取り額で生活が維持できているのであれば、

「月給×12=年間の生活費」として考えるしかないでしょう。

ただし、クレジットカードやローン返済でボーナス払いをしている場合は、

「年収=年間の生活費」と考えましょう。

 

家計簿をつけていない人は今からでもつけはじめることをオススメします。

今は家計簿アプリが発達していますので、エクセルとかで自作する必要もないので

思っている程、大変なことではありません。

クレジットカードの明細から月毎の費目に分類と日々のレシートや請求書・明細書を

ちまちまと1カ月分つけていくだけです。

生活費の圧縮まで考えるのであれば、支出項目を少し細かくしてつける必要がありますが、

ここでは生活費のボリュームを把握することが大事ですので、そこは省きます。

 

なお、家計簿の生活費は現在の生活費なので、より確実性の高い数値目標を定めるのであれば、

当然将来的な生活費の把握が必要になります。

子供の人数、持ち家か賃貸か、車の所有台数、各種保険などで生活費は変わってきますので、

可能な限り費用概算し、都度修正して年間の生活費を算出しましょう。

上記4項目は家計に占める支出の割合で大きいもののピックアップです。

 

その2:収入基盤の内訳とそれに必要な資産額を算出する

その1で算出した生活の維持に必要な金額が分かれば数値目標の設定は完了と言えます。

ただし、これはいわゆるキャッシュフローベースでの数値目標になります。

その次は、そのキャッシュフローの数値目標を満たす収入基盤をどう構築していくか

を考えていく必要があります。

 

ここは適当な例を出して考えていく方が分かりやすそうです。

生活維持に必要な年間の生活費が600万円であったと仮定して進めていきましょう。

年間600万円を稼ぎ出す収入基盤をどう構築するか考えるということです。

収入源は、株(配当金・毎月取り崩し)、不動産所得、太陽光収入、ブログ収入など。。。

これ以外にも色々あります。

これも例に出した方が分かりやすいので、適当に簡単な表にまとめてみました。

キャッシュフロー 割戻し係数 必要資産額
①株配当金 500,000 5.00% 10,000,000
②株取り崩し 500,000 4.00% 12,500,000
③太陽光売電収入 2,500,000 2.50% 100,000,000
④不動産所得 1,500,000 1.50% 100,000,000
⑤ブログ収入 600,000 0
⑥その他 600,000 0
合計 6,200,000 222,500,000

数値目標に必要な収入基盤が成立しているという算段になります。

この表の年間キャッシュフローの合計値は620万円となっており、

生活費600万円を超えていますので経済的自由を実現する収入基盤としては合格です。

 

次に、この収入基盤構築に必要な資産額の算出です。

この表の割戻し係数とは何ぞや?となりますが、これは項目によって意味合いが変わりますので、

項目毎に簡単に説明します。

 

まず、①の株の配当金は分かりやすく、配当金の利回り(正確には税引き後)を指します。

配当利回りが5%の株を1000万円買えば、年間50万円の配当金がもらえるという意味です。

 

次に、②の株の取り崩しとありますが、この割戻し係数は

資産額に対して年間で取り崩す割合を示します。

合計1250万円分の株を保有していたとして、毎年4%分(50万円)取り崩すという意味です。

 

この4%というのは、有名な4%ルールというものから拝借した数字であり、

これまでの過去(30年間だったかな?)の米国株の平均成長率が6~7%くらいであるため、

年間4%以下の取り崩しであれば、金融資産が減ることなく、取り崩しが可能であるという

とある研究結果の話に基づきます。

ちなみに、米国株75%・債権25%のポートフォリオでの話だったと記憶していますが、

気になる方はググってみてください。

 

③と④は金融機関からの融資でレバレッジを利かせた投資の例として書いています。

この場合、割戻し係数とはキャッシュフローベースの返済後利回りのことを指しています。

太陽光発電の例で言うと、

1億円分の発電所を購入したら、年間250万円のキャッシュフローが得られるという意味です。

この融資を受ける場合の資産運用は諸費用なども含めた投入資金(融資+自己資金)ベースで

計算するので、1憶円分の発電所を購入する場合でも自己資金を一切入れないのか、1割入れるのかで

キャッシュフローは変わってきますので、諸々の条件設定が必要であり、ある程度慣れが必要です。

 

⑤と⑥は特に説明不要だと思いますが、

①~④のようなストックビジネスではなく、フロービジネスということで、

特に元本はいらない事業ということで資産額は0です。

 

長くなってしまいましたが、この割戻し係数を用いることで、

実際にいくら分の株や太陽光発電所、不動産を購入する必要があるのかが数値化されます。

この数値化できれば、その2の収入基盤の内訳と必要な資産額の算出の完了です。

 

その3:必要資産額を達成するまでの期間を決める

必要資産額が分かれば、あとはその資産をいつまでに形成するのかという期間を決めます。

現在の自分の手元資金と年収から大まかに資産構築のペースが見えてくると思います。

 

⑤、⑥はやるしかないということで省略。

 

①、②は株なんで単純に1年間に貯蓄に回せる額(=入金力)が分かっていれば、

必要資産額を入金力で割れば求められます。

仮に入金力が250万円だとすると、先ほどの表だと2250万円分購入するので、

単純計算で9年かかるという計算になります。

実際は拡大過程でどんどん入金力が増していくのでもっと短くなります。

 

③、④は融資が絡むので、個人の属性等にも大きく左右されてしまいので一概に言えません。

低圧太陽光発電所が1基2000万円だとすれば5基、

1憶円の不動産であれば、1棟RCあるいはアパート2,3棟といったところですが、

これであれば、3年かかっても5年あれば達成できると思います。

 

こういった感じで、目標額から必要期間まで逆算して落とし込んでいく形となります。

上記の計画だと、最初の3年で不動産、太陽光投資を完成させ、4年目から株の資産構築とすると、

4年目からの入金力は250万円+400万円(太陽光+不動産のCF)となるので、

おそらく6年前後で達成できる計画になるでしょう。

 

まとめ

経済的自由(セミリタイア)の数値目標設定の考え方と手順について

ちりつもダンクの持論を展開してみました。

第一歩が生活費の把握というのは意外と思った方もいるかもしれませんが、要は

収入ー支出=利益

というとてもシンプルな算数の話です。

経済的自由はこの利益が0以上であれば成立していますので、

まずは支出から考えていく必要があるのです。

 

多少なりとも、計画の立て方が見えてきたなら書いた甲斐があります(^^♪

ということで、これを機にまずは家庭のお金の流れから把握していきましょう(^-^;

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コメント

  1. deds より:

    墓に金を持ってけるわけでもなし、資産を減らさないことがそんなに重要かな?

    • 資産を子供世代に引き継ぐかどうかは各家庭の考え次第で変わるところであり、
      引き継がないのであれば、計画的に資産を消化していくのは合理的だと思います。

      また、セミリタイアをいつするかという年齢をここでは言っていませんが、
      仮に40代のセミリタイアとかであれば、しばらく資産が減らない計画の方が良いと思います。

      年金を当てにする訳ではありませんが、年金支給開始くらい(65歳)までは資産が減らない運用の方が精神的に良いと思うので。

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