2023年4月の発電実績のトレースです。
3月分の更新をすっぽかしていました。
今月は前年より天気が良くなかったですが、目下それ以上の問題が発生しています。
それは九州電力管内で今年から本格的に始まった「出力代理制御」
このおかげで、SIMとの比較というものがデータ上成立しないことになってしまいました。
そして、何より例年にない制御量を食らっており、今後どうなるのか見通しが怪しくなりました。
代理制御分は九州電力の予め公開されている計算式に基づいて精算されてくるとは言われているものの、
計算式の基準となる全体の発電量は他に依存しており、自分ではその数値を遠隔監視装置などで見れる訳ではないので、
実質的にブラックボックスと言っても過言ではありません。
また1つ自分ではコントロールできないマイナス方向の不確定要素が増えてきたと言えます。
それでは、実際にどの程度の発電量減少が発生したのかご覧ください。
九州電力管内の発電量は何と3月でSIM比60~70%、4月に至っては40%台と全くお話にならないレベルで出力制御されてしまいました。。。
これは想定以上の減少量です。昨年からの悪化が酷すぎて比較もクソもないですし、
後精算といっても金銭的精算になるので、
今後はこのシミュレーション比較をする意味が半減してしまったような気がしています。
ちなみに、静岡②発電所は3月に遠隔監視装置のルーターが壊れてしまったようで、
部品手配・修繕をまだ行えていない都合、データが取れていませんでした。
だいたい静岡①発電所より少し少ないくらいの発電量になる傾向なので、
それ以外の故障がなければ近しい値になることを想定しています。
基本的に安定した発電量を誇る太陽光ですが、
制度変更や機械故障など続けていれば色々発生するのは当然ですね。
目下の課題は、今後の九州電力管内の発電所の価値をどう見るかなのかと思っています。
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