サンサーベイヤー!
太陽光発電の収支を計算する上で大事なのが日射量。
皆さんNEDOのデータベースで大まかな日射量は調べていると思いますが、
日射量はとある地点に単位面積あたりに降り注ぐ太陽の光量を表すということで、
太陽光発電という光を受けて初めて発電するという意味では理想的な条件になりますので、
周辺に影となる要素があるか現地の状況を確認しないと実際の発電量を予想することは難しい
と言えます。
電線の影でさえ意外と影響があるというくらいですから、隣地の木や竹といったものがあれば、
伐採できるかどうかなど事前に確認しておいた方がいいに決まっています。
発電所のパネルやパワコンの仕様はあれこれいじることができても、
発電量のベースとなる日射量と周辺の影ができる要素に関わる立地だけは変えられませんので。
太陽光発電所の発電量の決め手となるのは
一に立地、二に立地、三四がなくて、五に立地!
このあたりの考え方は不動産賃貸業と同じですね。
では、現地に行ったところで、
どうやって太陽の軌道を調べるのか?
ということになる訳ですが、それを簡単に調べられる優れもののアプリが
サンサーベイヤーです!
要はとある場所のとある日の太陽の軌道が分かりますよというアプリです。
太陽光発電所のエネルギー源は太陽光ですから、
太陽の軌道は超超超、超大事~!
ってことで、必ずダウンロードしていきましょう!
有料だと1220円しますが、とりあえずは無料のやつで十分です。
実際どんな感じかと言うと、こんな感じ↓
サンサーベイヤーのARカメラビューというモードにすると、
上の図のようにカメラの画面に太陽の軌道が描かれたような図がでてきますので、
これを元に太陽の軌道を見れば、
とある日において何時から何時まで太陽光が当たるか分かります!
したがって、その軌道上に木や竹があれば伐採することで日射量の改善が図れます。
※保存したい時はスクリーンショットを使いましょう
また、1年で一番日照が短くなる日である冬至の日を選んで太陽の軌道を見れば、
最低日照時間がだいたい分かります!
※写真では間違えて12/22(冬至の1日後)の軌道を確認していますが大きな差異はありません…
写真を見て分かることは、12/22における日照は
①日の出は7:13ですが、この土地に日が当たるのは7:40くらい
②日の入は17:16ですが、この土地は16:15くらいに太陽が当たらなくなる(林があるため)
つまり、12/22は7:40~16:15の間発電できそうだな!ってことが分かります。
ちなみに、この写真は無料版ですが、見ての通り必要な情報は十分確認できます。
有料版だと、背景のぼやかしが消えるようですが、まあ無くていいかなと(笑)
こんなアプリが無料で使えるなんてありがたいですね~♪
まあ、スマホユーザー全体から見れば、このサンサーベイヤーが役に立つ!
って思っている人はかなり少数派でしょうけど(笑)
我々、太陽光クラスタの人間からすれば、
課金してでも手に入れる価値が十分あるアプリだと思いますね(^^♪
これから現地視察行く方はぜひお試しください!
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